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鴻海科技集団の董事長劉揚偉氏は、5月20日にCOMPUTEX 2025で基調講演
Posted on 2025/03/28
鴻海科技集団(Foxconn)の董事長劉揚偉氏(リウ・ヤンウェイ)は、2025年5月20日午前9時30分より、TaiNEX 2台北南港展覧館2館7階にて基調講演を行い、「AIの波の中での鴻海の最新戦略と未来の展望」について語る。これにより、同社が「製造の鴻海」から「テクノロジーの鴻海」へと進化を遂げた成果を示す。
2019年11月に「3+3」戦略を発表して以来、鴻海は「電気自動車(EV)、デジタルヘルスケア、ロボット」の3つの未来産業に焦点を当て、「AI、半導体、次世代通信」という3つのコア技術と組み合わせることで、プラットフォームソリューションを提供するテクノロジー企業への変革を進めてきた。
AIによる産業革新が進む中、鴻海は積極的にAI技術を導入し、「スマート製造」「スマートEV」「スマートシティ」の3大コアプラットフォームを構築。これにより、顧客や政府の産業高度化と発展を支援する。
現在、同社は新たな「AIファウンドリー」の構築を進めており、これは単なる技術革新にとどまらず、新たな思考モデルへの転換を意味する。Produce Tokenを活用した知識とインテリジェンスにより、業界に新たな価値と可能性をもたらすことを目指している。
また、ロボット事業は鴻海の3大未来産業の一つとして、産業用、商業用、医療用、家庭用など多岐にわたる分野をカバーし、ワンストップの製造サービスを提供している。今後はパートナー企業と協力し、ソフトウェア開発にも取り組み、より高度な垂直統合型のアプリケーションを展開していく方針だ。
COMPUTEX 2025は「AI Next」をテーマに掲げ、台北南港展示ホール1・2館にて開催される。約1,400社の企業が出展し、合計約8万平方メートルの展示スペースに4,800以上のブースが設置される予定だ。展示会では、「スマートコンピューティング&ロボティクス」「次世代テクノロジー」「未来のモビリティ」の3つの主要テーマに焦点を当て、「AI NEXT」を基軸とした最新のテクノロジーソリューションを展示する予定だ。
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