ニュース

AIoTアライアンスが産業のデジタル転型を加速「AI物聯網大聯盟年会」を開催

Posted on 2025/10/29



生成AI(GenAI)とIoTの急速な進展を背景に、台湾産業はAIoT(人工知能×モノのインターネット)を活用したデジタル転型を加速している。これを踏まえ、AI物聯網大聯盟(AIoTアライアンス)は10月28日に「2025 AI物聯網大聯盟年会」を開催。国家発展委員会(NDC)の葉俊顯主任委員と連盟の施振栄名誉会長が開会挨拶を行い、国発会の蕭振榮処長が政府の「AI新十大建設」計画を紹介した。

年会では、産業情報研究所(MIC)洪春暉所長、群聯電子の林緯CTO、鴻海研究院AI研究所の栗永徽所長、達明機器人の黄鐘賢処長らが登壇。「AI新局面下における台湾ICT産業の機会」「aiDAPTIV+による産業強化の道」「FoxBrain大模型が拓く産業AI基盤」「協働ロボットからヒューマノイドへ」などのテーマで講演を行い、AI時代の産業変革の方向性を共有した。

会場では、群聯電子、達明機器人、義隆電子、盈聯通科技、聚陽実業などが、生成AIトレーニング・推論ソリューション「aiDAPTIV+」、AI協働ロボット「TM AI Cobot」、AI交通監視システム、ロボット用ブラシレスモーター、脊椎計測を行う「RBcareスマートヘルスプラットフォーム」などを展示。来場者との活発な交流が行われた。

葉主任委員は、AIが各国の国家戦略と経済発展の中核となっており、世界のベンチャー投資額の51%(1,500億米ドル超)がAI領域に集中していると指摘。「AI新十大建設」では、スマート応用・基盤技術・デジタル基盤の3領域で、AIソフト産業強化、産業横断的応用、AI人材・資金育成などを推進し、台湾を世界AI先進国の上位5位へ押し上げる方針を示した。

同連盟は今回の年会を機に「AI×IoT」を軸とした新体制へと転換。「AIハード基盤」「AIソフト技術」「AI応用」の3つのSIG(技術委員会)を設立し、産業・政策・国際リソースを結びつけ、AIがもたらす革新を台湾から世界へ発信していく。

公式サイト:https://www.twiota.org/default.aspx




Back