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台湾ICT業界団体・台北市コンピューター協会、理事長に宏碁(Acer)の陳俊聖CEO
Posted on 2026/01/22
台湾の情報通信業界団体である台北市電脳商業同業公会(TCA)は17日、第18期第1回理事・監事会を開催し、新体制を発足させた。常務理事・監事および監事会召集人を選出したほか、台湾ICT大手・宏碁(エイサー)の陳俊聖董事長兼最高経営責任者(CEO)が第18期理事長に選任され、前任からの引き継ぎを完了した。
陳理事長は就任にあたり、「今後も政府と十分に産業のニーズを共有するとともに、会員企業と力を合わせ、外部環境の変化や多様な課題に直面する中でも、台湾産業の国際化を一段と推進していきたい」と述べた。
新体制の理事・監事からは、6年にわたり理事長を務めたAUO Corporation彭双浪氏の功績を評価する声が相次いだ。彭氏は産業振興や政策提言、公会運営などの分野で顕著な成果を残したとされる。彭前理事長は「厳しい環境下ではあったが、関係者の努力により一定の成果を上げることができた。新体制のもとで、公会がさらに発展することを期待している」と語った。
TCAは1974年の設立以来、パーソナルコンピューター、インターネット、スマートフォンといった産業構造の転換期を経て、政府への政策提言や国内外の主要展示会への参画、人材育成支援などを通じ、台湾ICT産業の発展を支えてきた。直近6年間は「デジタル台湾」「スマート国家」といった国家政策と歩調を合わせ、デジタルトランスフォーメーション(DX)、人材育成、スタートアップ支援、AIガバナンス、都市の持続可能性分野で産官学連携の要となってきた。
陳理事長は「これまでに築いてきた基盤をさらに強化し、とりわけ人材育成、DX、政府調達といった産業界の関心分野について、今後も政府に対して積極的かつ建設的に意見を発信していく」と強調した。
また、地政学リスクの高まりやサプライチェーン再編といった外部環境の変化を踏まえ、「国際化は台湾産業にとって引き続き最大の課題の一つだ。公会は産業界のパートナーと連携し、台湾のICT産業競争力の強化に取り組んでいく」と述べた。