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AMDのリサ・スーCEO「想定以上の受注」 台湾半導体サプライチェーンにも追い風
Posted on 2026/03/05
米半導体大手 AMD の Lisa Su(リサ・スー)最高経営責任者(CEO) は、米金融機関 Morgan Stanley が開催した技術会議で、AI導入の拡大に伴いサーバー向けCPU需要が急増していると明らかにした。AMDの受注は「当初の想定を大きく上回る」水準に達しており、足元では供給が逼迫する状況が生じているという。
リサ・スーCEOは、GPU事業の成長には当初から強い自信を持っていたものの、実際にはCPU需要の伸びがそれ以上だったと説明した。AIシステム導入を進める企業からは、CPU計算資源の需要が当初の想定より大幅に多いとの声が寄せられているという。
AMDの受注拡大は台湾の半導体サプライチェーンにも波及している。主要製造パートナーである TSMC はAI向け半導体の受注拡大が見込まれる。AIアクセラレーター Instinct MI300A や Instinct MI300X などはTSMCの先端プロセスと先進パッケージングを採用している。
また、AIチップの高消費電力化に伴い、周辺部品の需要も拡大している。放熱部材の Auras Technology(健策)、チップセットの ASMedia Technology(祥碩)、ストレージ制御ICの Phison Electronics(群聯) など、関連企業への波及効果も広がっている。
CPU供給の逼迫についてリサ・スーCEOは、AI需要の急拡大による短期的な需給逼迫との認識を示した。AMDは製造パートナーと連携し生産能力の拡大を進めており、今後1年程度で供給状況は徐々に改善する見通しだとしている。