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TSMC、1〜3月純利益58%増 AI向け先端工程が牽引

Posted on 2026/04/16



【台北】台湾積体電路製造(TSMC)が16日発表した2026年1〜3月期決算は、人工知能(AI)向けを中心とした先端工程需要の拡大を背景に、大幅な増収増益となった。連結売上高は前年同期比35.1%増の1兆1341億台湾ドル、純利益は58.3%増の5724億8000万台湾ドル、1株利益は22.08台湾ドルだった。
米ドルベースの売上高は359億ドルで、前年同期比40.6%増、前四半期比でも6.4%増えた。売上総利益率は66.2%、営業利益率は58.1%、純利益率は50.5%に達し、高水準の収益性を維持した。
製造プロセス別では、3ナノメートルが1〜3月期のウエハー売上高の25%を占め、5ナノは36%、7ナノは13%だった。7ナノ以下の先端工程の売上高比率は合計74%となり、業績を先端ノードが支える構図が一段と鮮明になった。
Senior VP and Chief Financial Officer of TSMCの黄仁昭氏は、「先端プロセス技術に対する市場の強い需要が、2026年1〜3月期の業績を支えた」と述べた。4〜6月期についても、先端工程需要の強さが引き続き業績を下支えするとの見方を示した。
4〜6月期の売上高見通しは390億〜402億ドルとした。為替前提を1ドル=31.7台湾ドルとした場合、売上総利益率は65.5〜67.5%、営業利益率は56.5〜58.5%を見込む。
AI半導体や高性能計算(HPC)向け需要が世界的に拡大するなか、TSMCは先端工程の高い構成比を維持しており、先端ロジック半導体の受託生産で優位性を改めて示した。



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