ニュース

COMPUTEXとInnoVEX、都市全体で創るグローバル・テック舞台

Posted on 2026/04/24



人工知能(AI)の急速な進展を背景に、ITおよびスタートアップの革新は世界の産業におけるAIトランスフォーメーションの中核となっている。こうした潮流のもと、「AI Together」をテーマに掲げるCOMPUTEX TAIPEI(台北国際コンピュータ見本市)が6月2日に開幕し、同時開催のスタートアッププラットフォームInnoVEXとともに、グローバル企業の調達および各国政府の注目を集める見通しだ。

主催する台北市電脳公会(TCA)は24日、台北を「都市級のグローバル・テック舞台」として位置づける新たな取り組みを発表した。台北市政府および台北101、複数の国際戦略パートナーと連携し、6月3日夜に台北101展望台で「InnoVEX Night Party」を開催する。約1,000人の国際的な創業者、投資家、企業幹部が集結し、「国際テクノロジー×ハイエンドビジネス」の二軸設計により、ブランド発信と実質的な商機創出を同時に実現する。

同イベントには、カナダ駐台北貿易事務所(CTOT)、国家科学及び技術委員会のIC Taiwan Grand Challenge、Startup Island Taiwanのほか、Noki Asia、KONST、Sugar & Spiceなどが参画。COMPUTEXおよびInnoVEXと連動し、グローバルなイノベーション・ビジネスエコシステムの構築を図る。

CTOTはカナダにおける投資・産業連携の中核窓口として、「Canada Corner」を設置し、北米の技術および資本との接続を促進。AI、量子技術、ディープテック領域における台加連携を一層強化する。IC Taiwan Grand Challengeは2024年の開始以来、世界56カ国から累計590件の提案を集め、そのうち海外比率は77%に達しており、台湾が半導体およびAIイノベーションの重要ハブであることを示している。Startup Island Taiwanは政府・企業・ベンチャーキャピタルを結ぶ統合プラットフォームとして、台湾のアジアにおけるイノベーション入口としての機能を強化する。

さらに、無人機やロボティクスの関心が高まる中、Noki Asiaは没入型体験や都市規模イベントの技術提供を担い、年間300件以上の国際プロジェクトを通じて、ドローンやロボットなどの実証環境を提供する。KONSTは台湾で唯一、海外データセンターを自社構築・運営するAI算力事業者として、データ主権に対応した安全な計算環境を提供し、スタートアップのモデル開発から商用化までを支援する。

一方、台湾発の高級菓子ブランドSugar & Spiceは、香港、米国、日本、シンガポールへと展開しており、「テクノロジー×文化×感性」を結ぶ役割を担う。ホスピタリティを通じて台湾の文化的価値を国際来場者に印象付け、イベントの文化的識別性と体験価値を高める。

TCAは、2026年の最大の特徴として、展示会を従来の「会場」から「都市」へと拡張する点を強調する。台北市政府および台北101との連携により、台北は単なる展示都市から、グローバルなイノベーション交流のプラットフォームへと進化する。「展示会×都市×国際」という新たな枠組みは、AIや半導体分野における国際連携のモデルケースとなり、世界のテック地図における台北の存在感を一段と高める見込みだ。



Back