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NVIDIA、2026GTCで新AI半導体 台湾サプライチェーンが焦点

Posted on 2026/03/16



米半導体大手 NVIDIA は年次開発者会議 NVIDIA GTC を米サンノゼで3月16日に開幕する。CEOの Jensen Huang が基調講演を行い、AI時代の次世代半導体とデータセンター戦略を示す見通しだ。業界では未発表の新アーキテクチャ「Feynman」と台湾サプライチェーンの動向に関心が集まっている。市場では、次世代GPU「Feynman」が披露されるとの見方が強い。同チップは TSMC の最先端 A16プロセス を採用し、チップ間通信に光インターコネクトを導入する構想とされる。AIデータセンターの通信電力や遅延を大幅に削減し、エネルギー効率を最大70%改善する可能性がある。基調講演ではCPU「Vera」とGPU「Rubin」を統合した新プラットフォーム Vera Rubin の詳細も示される見通しで、AI推論コストを従来の10分の1に抑える設計とされる。AIを国家レベルのインフラと位置付けるNVIDIAの戦略が示される可能性が高い。
AIサーバー需要の拡大を背景に、NVIDIAと台湾企業の協業関係は一段と強まっている。半導体製造では TSMC が最先端プロセスを担い、AIチップ量産の中核を支えている。サーバー分野では Foxconn、Quanta Cloud Technology、Wistron、Wiwynn などがAIサーバーの設計・製造で協力。電源やインフラ分野では Delta Electronics がデータセンター向け電源・冷却ソリューションで連携を進めている。また、PCやエッジAI領域では ASUS、MSI、Pegatron、Inventec、Advantech などがNVIDIAのGPUプラットフォームを活用した製品展開を進めている。さらに MediaTek は車載やエッジAI分野でNVIDIAとの技術協力を拡大しており、AIコンピューティング分野での連携が広がっている。AIサーバー需要の急拡大により、台湾企業は半導体製造からサーバー設計、電源、エッジAI機器まで幅広い領域でNVIDIAのAIエコシステムを支える存在となっている。GTC2026は、次世代AI半導体とともに台湾サプライチェーンの役割を示す場となりそうだ。



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