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COMPUTEX 2026開幕へ 台湾メモリーモジュール各社、AI需要取り込み加速

Posted on 2026/05/20



【台北】アジア最大級のIT見本市「COMPUTEX TAIPEI 2026」が6月初旬に開幕する。AIインフラ需要の急拡大を背景に、メモリー関連メーカー各社は今年も積極出展する。米系大手のMicron Technologyに加え、台湾勢ではADATA Technology、Transcend Information、TEAMGROUP、Innodisk、Neo ForzaなどがAI時代を見据えた新製品・ソリューションを披露する。

生成AIや大規模言語モデル(LLM)の進化に伴い、メモリー帯域、容量、低遅延性能への要求は急速に高まっている。AI推論性能やリアルタイム処理を支える基盤として、次世代メモリー技術の重要性が一段と増している。

Micron、AIメモリー戦略を提示

Micron Technologyは、AIインフラ向けメモリー戦略と技術ロードマップを紹介する。代理型AI(Agentic AI)の発展動向、AIストレージソリューション、推論性能の高度化などを重点テーマに据え、次世代AI基盤の方向性を示す方針だ。

ADATA、AI・ロボティクス領域を全面展開

ADATA Technologyは「Activate the AI Core」をテーマに出展する。企業向けストレージブランド「TRUSTA」、産業向けブランド「ADATA Industrial」、ゲーミングブランド「XPG」、車載関連のATrack Technologyと連携し、AIコンピューティングからスマートライフ領域まで幅広いソリューションを展開する。

TRUSTAは、GPUメモリー、DRAM、SSD資源を効率配分する「AI Scaler」ソリューションを展示する。AI導入コスト低減を狙ったツールキットは「Best Choice Award 2026」を受賞し、5月下旬より無償提供を開始する予定だ。会場では次世代エンタープライズSSDやデータセンター向け検証成果も披露する。

産業向け分野では、Gen5対応BiCS8 SSDや高周波DDR5 ECC DIMMを展示し、エッジAI市場を狙う。さらにATrack Technologyは、NVIDIAプラットフォーム採用のAI車載システム「VBOX-AI700 Series」を紹介し、スマートシティー・輸送用途への展開を進める。

また、ロボット関連展示も強化する。ロボットアーム「NemoClaw」による高度推論デモに加え、仮想空間を活用した「Real-to-Sim-to-Real(R2S2R)」技術を提案し、工場停止を伴わないロボット導入モデルを訴求する。

TEAMGROUP、高性能AIメモリーを強化

TEAMGROUPは、「AI覚醒、超高速進化」を掲げ、AI演算およびゲーミング向け高性能メモリー・ストレージ製品群を展示する。研究開発力と高速処理性能を前面に打ち出し、AI時代への対応力をアピールする。

同社の産業向けブランド「TEAMGROUP INDUSTRIAL」は、「100% Secure Your Data, Your Technology」をテーマに、エッジコンピューティングや過酷環境向け産業用ストレージソリューションを紹介する。企業向けデータ保護とサイバーセキュリティー強化を重点訴求する方針だ。

Neo Forza、AIサーバー市場を開拓

Neo Forzaは、AIサーバー向けメモリーモジュールやエンタープライズSSD、DDR5新製品を中心に展示する。加えて、産業機器・エッジコンピューティング向けメモリー/ストレージ製品も披露し、高信頼性市場での事業拡大を目指す。

同社は、極限性能と高耐久性を両立した製品群を通じ、2026年の成長戦略と市場展開方針を示す考えだ。
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