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アジア最大級のスタートアップ展示会「InnoVEX 2026」閉幕 23カ国・地域から約500社が集結、来場者数は前年比30%増
Posted on 2026/06/11
「Innovation Hub of Asia」をコンセプトに、COMPUTEX TAIPEIと同時開催されたアジア最大級のスタートアップ展示会「InnoVEX 2026」が6月5日、盛況のうちに閉幕した。主催団体の一つである台北市コンピュータ協会(TCA)によると、今年の展示規模は過去最大を更新し、23カ国・地域から約500社の国内外スタートアップが出展した。
会場では、オーストラリア、カナダ、チェコ、フランス、イスラエル、イタリア、日本、韓国、タイなど9カ国によるナショナルパビリオンをはじめ、台湾政府の産業支援プロジェクト・受賞チーム、産学連携成果展示、地方自治体スタートアップ館、国内外アクセラレーター館など5つのテーマゾーンを展開。AI Innovation、Medtech、Semiconductor Application、Next-Gen Entertainment、Robotics、Smart Mobility、Next-Gen Communicationsなど、「NEXT AI」を軸とした先端技術・応用ソリューションが披露された。
会期4日間の来場者数は44,038人に達し、前年を30%上回る成長を記録した。
■ Physical AIの社会実装に注目 米RLWRLDがPitch Contest最優秀賞を受賞
TCAによると、総額18万米ドル超の賞金・特典が用意された「InnoVEX 2026 Pitch Contest」では、厳正な審査の結果、KPMGとの共同提供による総額4万米ドル相当のGrand Prize(最優秀賞)を、米国のRLWRLDが開発する「RLDX-1(Physical AI Robot Foundation Model)」が受賞した。
また、アーリーステージ企業を対象とした「Future Star Award(未来の星賞)」は、KPMGの単独スポンサーシップにより、台湾のQuantum NIL Corporation(分子尼奧科技)が受賞した。
RLWRLDは、Physical AI分野に特化したスタートアップで、Robot Foundation Model(RFM)および関連ソフトウェアの開発を手掛ける。実世界における認識・推論・制御能力の統合を目指し、インターネット上のデータ学習に依存する従来型AIとは異なり、「Real-World Intelligence(現実世界知能)」の実現を推進している。
同社は製造業、物流業、サービス業における複雑な物理タスクの自動化をターゲットとし、汎用ロボット技術のデモンストレーションではなく、実運用可能なソリューションの提供を重視。特に高精度な五指ハンドによる器用な操作技術や、産業現場で安定稼働する自動化システムの開発に注力している。
Grand Prize受賞チームには、主催者からの賞金1万米ドルに加え、KPMG Energize Programケーススタディ型ワークショップ(7月開催)参加権、InnoVEX 2027標準ブース無償出展権、Pitch Contest特設ページ掲載、メディア取材、プロモーション動画制作、ニュースレター露出、VC審査員との個別マッチング機会、トロフィーおよび賞状が授与される。
■ 特別賞受賞企業も発表 NVIDIA Award受賞企業にはDGX Sparkを提供
併せて、Applied Ventures、Innovation and Industrial Technology Transfer Company(ITIC)、KONST、NVIDIA Inception Taiwan Startup Program、ResorTech EXPO in Okinawa実行委員会、Plug and Play Taiwan、PwC Taiwan、Startup Terrace、台杉投資(Taiwania Capital)、Tesoro Venturesなどが協賛する各種特別賞の受賞企業も発表された。
受賞企業は、Leafy Lab、RLWRLD、AWL - Electricity、Diden Robotics、Vellex Computing、Amelio Biomedical、Avalanche Computing Taiwan、Quoblyなど。受賞企業および製品の詳細はInnoVEX公式サイトで公開している。
また、スタートアップによるAI開発支援を推進するNVIDIA Inception Taiwan Startup Programは、今年のNVIDIA Award受賞企業であるAWL - Electricityに対し、従来の特典に加え「NVIDIA DGX Spark」1台を追加提供した。
■ InnoVEX Forumの講演動画を公式YouTubeで公開
毎年開催される「InnoVEX Forum」も本展示会の重要なコンテンツの一つである。今年はAI技術、事業開発、ベンチャーキャピタル動向、半導体イノベーションなどをテーマに実施された。
講演には、アリゾナ州商務局、NVIDIA、Canva、LinkedIn、StarFab、台湾Micron、JPC Connectivity、Amazon Global Selling、ロレアル台湾、ITICなどから80名を超える講演者が登壇。フォーラムの講演動画は現在、InnoVEX公式YouTubeチャンネルにて公開されており、オンラインで視聴できる。
公式YouTubeチャンネルURL:
https://www.youtube.com/c/innovex_taipei
■ InnoVEX 2027は6月1日から4日に開催
TCAによると、「InnoVEX 2027」は2027年6月1日から4日まで開催される予定。展示会に関する詳細情報は今後順次発表される。