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COMPUTEXで披露したAI基盤を本格展開 ギガバイト、ブロードコム技術と連携深化

Posted on 2026/06/12



写真出典:GIGA COMPUTEING CO., LTD

ギガバイト・テクノロジー(技鋼科技)は6月11日、米半導体大手ブロードコムのストレージアダプターを自社サーバー製品群に統合したと発表した。データスループットを最適化することで、データセンターからエッジ環境までのAI推論ワークロードの高速化と安定運用を支援する。

生成AIの次なる発展形として注目される「エージェント型AI(Agentic AI)」の普及に伴い、企業にはAIアクセラレーターへ大量のデータを迅速かつ確実に供給できるインフラが求められている。今回の取り組みは、高性能コンピューティング基盤とエンタープライズ向けストレージ技術を組み合わせ、こうした市場ニーズに対応するものだ。

同社は今年のCOMPUTEXで、AIサーバー「G494-SB0」とエッジサーバー「R143-EG2」を展示。ブロードコムのMegaRAIDおよびHBAアダプターとの連携により、次世代AIワークロード向けの統合ソリューションを提案した。

データセンター向けのG494-SB0は、ブロードコム製「9760W-32i MegaRAID」コントローラーを搭載。PCIe Gen5接続とRAID保護機能により、GPUへのデータ供給を継続的に確保し、モデルのロードやベクトルデータベースへのアクセス、推論処理を効率化する。また、障害発生時のデータ損失リスク低減にも寄与する。

一方、分散型・エッジAI用途を想定したR143-EG2は、「9700W-32i HBA」を採用。設置スペースや帯域幅に制約のある環境でも高速なローカルストレージを実現し、モデル資産や推論データを現地で安全に保持できる環境を提供する。

両社による認証済みプラットフォームは、演算性能、ストレージ効率、運用レジリエンスのバランスを重視した設計が特徴だ。大規模推論クラスターからスマートエッジ環境まで、データアクセスの高速化やインフラボトルネックの低減、ローカルデータ保護の強化といった効果が期待される。

ブロードコムのデータセンターソリューション事業部門でグローバルマーケティング・製品管理担当副社長を務めるSyed(Zee)Shirazi氏は、「AIエコシステムにおける高速ストレージ需要は拡大している。当社のストレージアダプターは、ROC統合キャッシュ技術とTri-mode接続機能を備え、次世代AIデータセンターの重要アプリケーションを支える」とコメントした。

ギガバイト・テクノロジーの王俊民副総経理は、「AI推論性能は計算能力だけでなく、データ転送効率にも左右される。ブロードコムとの協業を通じて、顧客のAI導入をより迅速かつ安全、効率的に支援していく」と述べた。

同社は今後も研究開発投資とパートナー連携を強化し、AI時代に対応した企業向けインフラ技術の拡充を進める方針だ。



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