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Kneron、崇偉建設、台湾SparkがAI施工写真管理プラットフォームを共同開発施工写真を検索・活用可能なデータへ変換し、建設DXを推進
Posted on 2026/06/15
建設業界ではデジタル化の進展に伴い、現場で日々膨大な施工写真が撮影されている。一方で、それらの写真は複数の端末やフォルダに分散して保存されることが多く、検索や管理に多くの時間と労力を要することが課題となっている。
こうした課題の解決に向けて、AIチップメーカーのKneron(耐能智慧)、スマートセキュリティソリューションを手掛ける台湾Spark(台灣迪維科)、そして建設会社の崇偉建設は、Edge AI、視覚大規模言語モデル(VLM)、プロンプト技術を活用した「AI施工写真管理プラットフォーム」を共同開発した。
同プラットフォームは、KneronのエッジAIサーバー「Kneo330 Plus」を中核として採用。施工写真をクラウドへアップロードすることなく、現場や社内環境でAIによる画像解析と推論を実行できる。
システムは施工写真の内容を自動認識し、基礎工事、躯体工事、設備工事、内装工事などの工程ごとに分類・タグ付けを行う。利用者は自然言語で検索条件を入力するだけで、必要な施工記録を迅速に抽出できる。
さらにAIが写真の構図や鮮明度、施工進捗の可視性などを判断し、記録価値の高い画像を自動選別することで、重複写真や不要な写真の整理作業を削減する。
また、品質管理担当者、安全衛生担当者、施主など、それぞれの役割に応じた情報提供機能も備えている。品質管理担当者は施工品質や材料情報を確認でき、安全衛生担当者は現場の安全状況を把握できるほか、施主は工事の進捗状況や施工成果を容易に確認することが可能となる。
崇偉建設はすでに同プラットフォームを導入している。同社は、今後の建設業界における競争力は単なるデジタル化ではなく、現場データをいかに活用するかにかかっていると説明する。AIによる施工写真の整理・分析を通じて、現場管理者や技術者が本来の業務である施工管理や品質向上により多くの時間を割けるようになるという。
3社は今後、Edge AIと現場センサー、スマートセキュリティシステム、統合管理ダッシュボードとの連携を進め、データ活用を中心としたスマートコンストラクションの実現を目指す方針だ。
また将来的には、BIMモデルとの比較、施工不具合の検知、工事進捗分析、AIエージェントによる自動化管理などへの応用も視野に入れている。