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力積電(PSMC)、海外GDR発行で約8.9億ドルを調達 AI向け3Dファウンドリー投資を加速
Posted on 2026/06/29
台湾の半導体受託製造会社、力晶積成電子製造(PSMC)は6月9日、海外預託証券(GDS)の発行および従業員向け新株引受権を通じて、総額約8億8,600万米ドルを調達したと発表した。
今回発行するGDSはルクセンブルク証券取引所に上場する予定で、1ユニット当たり普通株15株を表章する。発行価格は1ユニット31.65米ドルで、台湾株式市場の普通株換算では1株当たり66.68台湾ドルとなり、6月9日の平均取引価格に対して約5.73%のディスカウントとなる。
調達資金は、今後の事業拡大に向けた製造設備の導入や先端技術への投資に充当し、グローバル市場での競争力強化を図る。
今回の資金調達では、約3億9,500万株の新株をGDS向けに発行し、従業員向け新株を含めた発行総数は約4億2,000万株となる。調達した資金は、ロジックとメモリー技術の融合をさらに推進するとともに、3D AIファウンドリー事業への投資を加速し、急拡大するAI市場の需要取り込みを目指す。
AI関連コンピューティング需要の急増を背景に、世界的にメモリー需要は拡大を続けている。PSMCは長年培ってきたメモリー製造プロセスに加え、ロジックプロセスや先端パッケージング技術を組み合わせることで、顧客に対してより包括的なファウンドリーサービスを提供できることを強みとしている。
さらに、AI向けGPU、高性能コンピューティング(HPC)、大規模データセンター向け半導体需要の拡大を受け、同社は既存のウエハー製造技術と独自の「3D AI Foundry」技術を融合し、高成長が続くAIサプライチェーンにおける競争優位の確立を目指す方針だ。