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雷虎科技、義隆電子と無人機向け基盤技術を共同開発 AI・通信・制御分野で協業
Posted on 2026/07/13
【台北】雷虎科技(Thunder Tiger)は、義隆電子(ELAN MICROELECTRONICS CORPORATION)と戦略的協力に関する覚書(MOU)を締結したと発表した。両社は無人機(ドローン)のAI制御、画像認識、通信技術、地上管制システムなどの中核技術を共同開発し、台湾発の無人機プラットフォームの構築を目指す。
協業では、義隆電子が持つAIチップ、エッジコンピューティング、画像処理、ヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)、通信モジュールなどの技術と、雷虎科技の飛行制御システム、無人機システム統合、Blue UAS認証対応のノウハウを組み合わせる。
画像認識分野では、義隆電子のカメラモジュールおよびAI Boxと、雷虎科技が開発する「GElanNet」AI画像認識アルゴリズムを統合し、低消費電力環境での目標認識、自律回避、追尾機能の実現を図る。地上管制システムでは、防水仕様、手袋着用時でも操作可能なタッチインターフェース、Mini LED直下型バックライトを採用し、屋外や厳しい環境下での運用を想定する。
また、両社は中長距離通信モジュール、耐妨害通信、アレイアンテナ、スウォーム(群制御)飛行制御システムの開発も進める計画で、無人機システムの通信・制御基盤の高度化を目指す。
雷虎科技によると、今回の協業は台湾政府が推進するデュアルユース(平時・有事両用)政策の方向性にも対応する。平時にはインフラ点検、防災・災害救助、国境監視、農業、海上監視、物流などへの活用を想定し、有事には防衛関連システムへの展開も視野に入れる。
海外展開では、雷虎科技はアジアで初めて米国Blue UASのセキュリティ認証を取得した無人機メーカーであり、米オハイオ州の生産拠点で製造を開始している。今後は米国の「Drone Dominance Program(DDP)」への参画機会も模索するとしている。