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高雄市亞新湾区2.0が始動 AI・半導体集積を加速、世界的テクノロジー企業の投資拠点へ

Posted on 2026/07/21



写真提供高雄市政府

【高雄】台湾南部の産業集積地として存在感を高める高雄市が、半導体とAI(人工知能)を軸とした次世代産業都市への転換を加速している。高雄市政府は「亞湾区(Asia New Bay Area)2.0計画」を中核戦略に据え、「半導体S回廊」のサプライチェーン強化と国際企業の誘致を進め、台湾南部を世界のAI・半導体産業を支える重要拠点へ育成する方針だ。

亞湾区では、産業用地の供給と都市開発を一体的に進めるため、市内10カ所の区画整理事業を展開し、企業投資を呼び込む基盤整備を進めている。

大型投資案件も相次ぐ。2025年12月には、高雄メトロ黄線Y15駅の土地開発事業について、鴻海精密工業(Foxconn)と正式契約を締結した。総投資額は159億台湾ドルに上り、ウォーターフロントに地上45階と32階建てのツインタワー型「鴻海フラッグシップ本部」を建設する計画で、約3,000人の雇用創出と年間200億台湾ドル規模の経済効果を見込む。

市政府によると、2025年時点で亞湾区には国内外340社が進出し、累計投資額は360億台湾ドル超、生産額は850億台湾ドルを超えた。AMD、Cisco(台湾シスコ)、IBM、鴻海精密工業、Pegatron(和碩聯合科技)など世界的なテクノロジー企業が、研究開発センターや研修拠点、本部機能を相次いで設置している。

ネットワーク機器大手のCiscoは、高雄の成長性を見込み、晉泰科技をはじめとする25社のソリューションパートナー、および21社の地元企業と連携し、2025年7月に「AIoTエコシステム発展拠点・研究開発センター」を開設した。今後5,000人規模のAIoT人材育成を目指す。

Pegatronも2024年10月、亞区の「棧伍庫」にデジタルトランスフォーメーション(DX)の研修拠点を設置した。今後3年間で約7億台湾ドルを投じ、第2研究開発センターを整備する計画としている。

一方、「PIER F 棧参庫」では、NVIDIAのAI技術と地元産業の連携を軸に、AIの実証・イノベーション拠点を形成している。ASPEED Technology(信驊科技)、Chunghwa Telecom(中華電信)、Linker Visionがすでに進出しているほか、Alpha Intelligence Manifolds(擷發科技)、Tessellate Intelligence(藏識科技)、GritTech(摯陞數位科技)などとも協力覚書(MOU)を締結し、AIアプリケーションの実証と産業化を推進している。

高雄市は、都市開発と半導体・AI産業政策を一体的に進めることで、台湾南部の産業競争力を高めるとともに、グローバル企業の研究開発・実証・人材育成を担う国際的なAIイノベーション拠点としての地位確立を目指している。




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