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ウィストロン、米テキサス州のAIファクトリーを本格稼働 ジェンスン・フアン氏「トークン生成が新たなAIコンピューティング需要をけん引」
Posted on 2026/07/23
写真提供:緯創( WISTRON CORPORATION)
NVIDIAの創業者兼CEO、ジェンスン・フアン氏は、ウィストロンが米テキサス州フォートワースに開設した「D1 AIスマートファクトリー」の稼働開始式典に出席し、世界のコンピューティング産業が従来型のデータセンターから「AIファクトリー」へ移行しつつあるとの見方を示した。今後、AIファクトリーは電力や通信ネットワークと同様に、企業のAI活用を支える重要なインフラになるという。
D1工場は、ウィストロンが米国におけるAIサーバーの生産体制を拡充するための重要拠点となる。同社のサイモン・リン会長は、新工場の稼働が米国でのAI事業における新たな段階の始まりになると説明。スマートマニュファクチャリング、自動化生産、AIシステムの統合能力を組み合わせ、次のAIインフラ需要に対応する方針を示した。
フアン氏によると、AIファクトリーが生み出す中心的な成果は、従来型の製品ではなく「トークン」である。トークンとは、大規模言語モデル(LLM)が情報を処理・生成する際の基本単位で、文章、画像、動画、プログラムコードなど、さまざまなAIコンテンツへ変換される。トークン生成量は、AIの処理規模や企業のAI生産性を測る重要な指標になるとしている。
生成AIの活用が医療、製造、金融、交通、科学研究などへ広がるなか、GPU、AIサーバー、データセンターに対する需要は今後も増加するとみられる。ウィストロンのテキサス新工場の稼働は、AI産業の競争軸が半導体性能だけでなく、AIシステムの製造、スマートファクトリー、AIインフラ全体の構築へ広がっていることを示している。