製品情報
アルプスアルパイン次世代EVの48V電源に対応、検出スイッチ「SPVQK」発売
Posted on 2026/08/07
高電圧環境下で、高信頼化と回路簡素化を両立
アルプスアルパイン株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役 社長 CEO:泉英男、以下「アルプスアルパイン」)は、48V電源化が進む次世代EVに直接対応した車載検出スイッチ「SPVQKシリーズ」を発売しました。本製品は、高電圧環境における信頼性確保と回路の複雑化を同時に解決し、車載電源設計の回路簡素化と高信頼化に貢献します。
背景
自動車の電動化・高機能化に伴い、車両に搭載される電子機器は増加し、消費電力も拡大しています。これに対応するため、自動車業界では電力ロスが課題であった従来の12V低電圧バッテリーに代えて、高電力を安定供給しつつ省エネルギーを実現する48V電源設計の導入が進んでいます。ドアラッチやシートベルトバックルなどに用いられる検出スイッチにも48V対応が求められる中、アルプスアルパインは定格電圧と過電流耐性を強化した高信頼な車載用検出スイッチを開発しました。
製品の特長
1.定格48V電源に直接対応
最大定格52Vに対応し、次世代車両で採用が進む48V電源環境に、変圧機器を介さず直接対応が可能です。これにより回路構成を簡素化し、設計自由度の向上に貢献します。
2.突入電流(C負荷)を抑制する独自接点構造
スイッチ投入時に発生する突入電流(最大3Aピーク/C負荷)に対して従来品SPVQ8(最大0.1Aピーク/C負荷)よりも高いロバスト性を実現。接点の摩耗・劣化を抑制し、長期的な接触信頼性を確保します。さらに電流制御のため従来必要だったチップ抵抗等の外付け部品が不要となり、回路設計の簡素化と部品点数削減に貢献します。
3.高い耐久性と環境耐性
過電流18A(5分)への耐性 (実力値)と30万回の動作耐久を確保し、車載用途に求められる高い信頼性を実現しています。IP6K7に対応した防塵・防水構造により、過酷な環境下でも安定した動作を実現します。
4.既存製品と同一外形で置き換えが容易
従来モデル「SPVQ8」と同一外形のため、設計変更を最小限に抑えて導入可能です。
既存採用製品からのスムーズな置き換えを実現します。
【主な用途】
車載機器(ドアラッチ、シートベルトバックル、電動パーキングブレーキ、コラムシフターなど)の各種検知用途、他、スマートロック、白物家電、便座開閉検出など、民生分野での検知用途