ニュース

AIサーバー需要が拡大 Quanta(広達電脳)、2027~2028年の需要見通しも徐々に明確に

Posted on 2026/08/14



AIインフラへの投資拡大を背景に、サーバー市場の需要も拡大している。Quanta Computer(広達電脳)の楊俊烈CFOは、8月13日に開催した2026年第2四半期の決算説明会で、2027年および2028年のAIサーバー需要や生産能力に関する計画が徐々に見え始めていると説明し、今後2年間の市場見通しについて前向きな見方を示した。

Quantaは、第3四半期のAIサーバー売上高について、第2四半期を上回ると予想している。ただし、第2四半期の水準がすでに高いことから、伸び率は鈍化する見通し。通期では、AIサーバー売上高を前年比で倍増、汎用サーバー売上高を2桁成長とする目標を維持している。クラウドサービスプロバイダー(CSP)によるAIインフラへの継続的な投資が、サーバー需要を支える要因となっている。

GPUプラットフォームが世代交代期を迎える中、新旧製品の切り替えがサーバー出荷に与える影響も注目されている。楊CFOは、プラットフォームの移行はおおむね順調に進むとの見通しを示した。1~2カ月程度の調整期間が生じる可能性はあるものの、大きな製品供給の空白は想定しておらず、次世代製品への移行が段階的に進むとしている。

AIサーバーの中長期的な需要に対応するため、Quantaは世界各地で生産能力の拡充を進めている。2026年の設備投資計画については、従来の約300億台湾ドルから400億台湾ドルへと引き上げた。上半期の設備投資額は218億台湾ドルで、主に米カリフォルニア州やタイなどのAI関連生産能力の拡充に充てている。

Quantaの2026年第2四半期の連結売上高は1兆365億9,300万台湾ドルで、前四半期比28.1%増、前年同期比105.6%増となり、四半期として初めて1兆台湾ドルを突破した。親会社株主に帰属する純利益は286億5,100万台湾ドル、1株当たり利益(EPS)は7.43台湾ドルだった。2027~2028年に向けた需要計画が徐々に具体化する中、同社は中長期的なAIサーバー市場の拡大を見据え、生産体制の整備を進めている。



Back