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TSMC、海外生産体制が新たな段階へ 米アリゾナの利益拡大、熊本JASMも上期黒字転換

Posted on 2026/08/17



写真出典:TSMC
TSMC(台湾積体電路製造)の海外生産体制が、新たな段階に入りつつある。2026年上半期の財務資料によると、米国子会社TSMC Arizonaの利益が大幅に拡大したほか、日本・熊本のJASM(Japan Advanced Semiconductor Manufacturing)も前年同期の赤字から黒字に転換した。

TSMC Arizonaの上半期利益は約360億6,600万台湾ドルとなり、前年同期の約47億2,800万台湾ドルから大幅に増加した。アリゾナ第1工場が量産段階に入り、生産規模が拡大する中、米国での先端プロセス生産も徐々に安定した操業段階へ移行している。

日本では、JASMの上半期利益が約16億7,800万台湾ドルとなり、前年同期の約62億2,200万台湾ドルの赤字から黒字に転換した。熊本第1工場の量産開始後、生産能力の立ち上げが進み、日本拠点の業績も改善している。

一方、中国の南京と上海の既存拠点は引き続き利益を確保しているのに対し、ドイツのESMCは現在も工場建設・投資段階にある。TSMCの海外生産拠点は、それぞれ異なる発展段階にある。

TSMCは台湾で先端プロセスと先端パッケージングへの投資を続ける一方、米国、日本、ドイツでも生産体制を拡大している。ArizonaとJASMの業績改善により、海外展開は設備投資中心の段階から、実際の生産と業績への貢献が徐々に表れる段階へ移りつつある。



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