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NVIDIA、入門向けエッジAIロボットコンピューター「Jetson Orin Nano 2」発表 推論性能2倍、同等性能で消費電力40%削減

Posted on 2026/08/27



写真出典:NVIDIA Corporation
【米カリフォルニア州サンタクララ発】NVIDIA(エヌビディア)は25日、入門向けエッジAI向けの新型ロボットコンピューター「NVIDIA Jetson Orin Nano™ 2」を発表した。従来モデルと同じ小型フォームファクターを維持しながら、推論性能を最大2倍に高め、15W動作時には従来と同等の性能で消費電力を40%削減した。

AIモデルの小型化・高効率化が進むなか、ロボットや配送・巡回ドローン、画像認識システムなど、エッジ側で状況を理解し、言語や映像を処理してリアルタイムに判断・行動する自律型システムの普及が進んでいる。Jetson Orin Nano 2は、こうしたエッジAIの実装に必要な処理性能と電力効率を小型筐体に集約した。

NVIDIAによると、同社のロボティクス技術スタックを利用する開発者は300万人を超える。Jetson Orin Nano 2では、改良したTensor Coreとメモリー帯域幅の拡大により、Jetson Orin Nano Super比で推論性能を最大2倍に向上させた。

NVIDIA ロボティクス・エッジAI担当副社長のDeepu Talla氏は、「中小規模の最先端モデルでも、昨年の最大規模モデルに匹敵する精度を実現できるようになり、エッジデバイスでリアルタイムにAIを活用する可能性が広がっている」と説明。「Jetson Orin Nano 2は、この技術を数百万人の開発者に提供する」と述べた。

同製品は、NVIDIAのオープンなソフトウェアスタックやNVIDIA Jetson™ Agent Skillsを活用し、エッジ推論向けにメモリー効率を高めた大規模言語モデル(LLM)や視覚言語モデル(VLM)を実行できる。NVIDIA Cosmos™、NVIDIA Nemotron™、Gemma 4、Qwen 3などのオープンモデルにも対応し、ロボットや視覚AIなどの開発を支援する。

Jetsonを軸に広がる開発者・パートナー網

NVIDIAは、Jetsonを基盤とする開発者とパートナーのエコシステムが拡大しているとしている。康耐視(Cognex)、斗山山猫(Doosan Bobcat)、Matic、WingなどがJetson Orin Nano 2を活用し、家庭用ロボット、視覚AIシステム、配送・巡回ドローンなどへの応用を進めている。

Matic Robotics共同創業者兼CEOのNavneet Dalal氏は、家庭用ロボットには利用者の意図を理解する能力に加え、空間地図の作成、物体や空間配置の認識、変化する環境下での自律的な作業能力が求められると指摘。Jetson Orin Nano 2により、リアルタイムの認識、インタラクション、ナビゲーションを小型ロボット上で実現し、エッジ側で高度なAIモデルを実行できるとしている。

エコシステムでは、研揚科技(AAEON)、凌華科技(ADLINK Technology)、研華(Advantech)、安提國際(Aetina)、Antmicro、安波福(Aptiv)、Auvidea、圓剛科技(AVerMedia)、創樂博(Seeed Studio)、Connect Tech、ForeCR、智微智(JMicron)、Neurealm、品立科技(Pliops)、瑞泰新時代、RidgeRun、RS、矽遞科技、Tauro Tech、圖為科技、天准科技、聰泰科技などのJetsonパートナーが、キャリアボード、ハードウェアシステム、カスタムAIソフトウェア、リファレンスソリューションの開発を進めている。
NVIDIAは、これらのパートナーとの連携を通じ、顧客の製品投入までの期間短縮を支援する。



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