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微星科技(MSI)、NVIDIA DGX Station搭載の「XpertStation WS300」を出荷開始
Posted on 2026/08/28
写真出典:Micro-Star International Co., Ltd.
微星科技(MSI)は27日、NVIDIAの「DGX Station」アーキテクチャを採用したデスクトップ型AIコンピューター「XpertStation WS300」の出荷を開始したと発表した。NVIDIA GB300 Grace Blackwell Ultra Desktop Superchipを搭載し、企業がデータセンター級のAI計算基盤をオフィスなどのローカル環境に導入できる構成とした。ASI、D&H、Neweggを通じて販売する。
XpertStation WS300は、最大748GBのコヒーレントメモリーを備え、CPUとGPU間のデータ移動を抑えながら、大規模AIモデルの開発やファインチューニング、マルチモーダルAI、高性能なローカル推論に対応する。ネットワークにはNVIDIA ConnectX-8 SuperNICを採用し、デュアル400GbE接続を実現。2台のWS300を接続することで、AIワークロードに必要な計算資源を拡張できる。
企業でのAI利用がチャットボットから大規模言語モデル(LLM)や自律型AIエージェントへ広がるなか、推論処理の増加やモデルの大規模化、長時間稼働への対応が課題となっている。こうした需要を背景に、企業ではクラウドに依存せず、自社環境でAIモデルやデータを管理・運用するローカルAI基盤への関心が高まっている。WS300は、企業データを社内環境に保持しながら、業務に応じたモデルの調整やカスタマイズを行える点も特徴とする。
また、NVIDIA NemoClawおよびNVIDIA OpenShellの実行環境をサポートし、自律型AIエージェントの運用に必要なポリシー管理機能にも対応する。AI開発だけでなく、企業内でのエージェント型AIの継続的な運用を想定したローカル計算基盤として位置付ける。
MSI企業プラットフォームソリューション事業部の許言聞総経理は、企業がAIを実運用へ移行するには計算性能だけでなく、導入期間を短縮できるシステム構成が重要だと説明。NVIDIAの企業製品担当ディレクター、Allen Bourgoyne氏は、WS300がGrace Blackwell Ultraの計算性能をデスクトップ環境に展開し、開発者がローカルでAIモデルやエージェントを開発・カスタマイズ・実行できる環境を提供すると述べた。