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華碩(ASUS)とNVIDIA、次世代AIデスクトップ・スーパーコンピューターを投入 DGX GB300とGB10を採用、データセンター級AI処理をデスクトップ環境で実現
Posted on 2026/08/31
写真出典:ASUSTeK Computer Inc.
華碩(ASUS)とNVIDIAは、AI向けの次世代デスクトップ・スーパーコンピューターを共同で展開する。新シリーズは、データセンター級のAI計算能力をデスクトップ環境に集約し、研究者や開発者、データサイエンティストなどがローカル環境で大規模なAI学習・推論処理を実行できることを特徴とする。
ラインアップの中核となるのが、ワークステーション「ASUS ExpertCenter Pro ET900N G3」と、ミニPC「ASUS Ascent GX10」だ。最新のNVIDIA Grace Blackwellスーパーチップを搭載し、大規模なデータセンターやラック型サーバーを設置することが難しい企業や研究機関に向けて、AIコンピューティング環境の選択肢を広げる。
ExpertCenter Pro ET900N G3には、NVIDIA GB300 Grace Blackwell Ultra Desktop Superchipを採用した。同チップは、NVIDIA Blackwell Ultra GPUとNVIDIA Grace CPUを統合し、NVIDIA NVLink-C2Cによって高速に接続する。デスクトップ型ワークステーションでありながら、データセンター向けシステムに近いAI処理性能を実現する。
特に大容量のメモリー構成が特徴で、最大748GBのコヒーレントメモリーを搭載する。これにより、企業や研究者は大規模なAIモデルの学習や推論など、メモリー容量を必要とするワークロードをローカル環境で処理しやすくなる。
ソフトウェア面では、NVIDIAのAIソフトウェアスタックを全面的に採用する。AI、機械学習、データ分析向けに最適化したUbuntu Linuxベースの「NVIDIA DGX OS」を搭載し、AI開発環境の構築を支援する。また、複数のNVIDIA DGX Stationシステムを接続し、水平スケールによって計算資源を拡張することも可能とする。
ASUSとNVIDIAは、こうしたデスクトップ型AIスーパーコンピューターを通じて、クラウドや大規模データセンターに依存せず、企業や研究機関が必要とするAI計算資源をより身近な環境で利用できるようにする。AIの開発・検証から大規模な学習、推論まで、ローカル環境におけるAIコンピューティングの活用領域が広がることが期待される。