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劉揚偉会長「AI時代は『Made in Taiwan』から『Made with Taiwan』へ」台湾の製造力を世界へ展開、AIサプライチェーンの新たな協業モデルを構築
Posted on 2026/09/07
Foxconn(鴻海科技集団)の劉揚偉会長は、SEMICON Taiwan 2026の「CEO Summit」で、AI産業はかつてないスピードと規模で成長しており、急増する生産能力への需要に対応するには、グローバルサプライチェーンに新たな協業モデルが必要だと述べた。台湾産業も従来の「Made in Taiwan(台湾で製造)」から、「Made with Taiwan(台湾とともに製造)」へと発想を転換すべきだとの考えを示した。
劉氏は、AIによる需要拡大によってサプライチェーン全体が大きな増産圧力に直面する一方、新たに構築した生産能力への投資を将来回収できるかという課題もあると指摘した。また、顧客による「デリスキング(リスク低減)」や地政学的な変化を背景に、生産拠点を一つの地域に集中させることが難しくなり、サプライチェーンの地域分散が加速していると説明した。
こうした環境の変化を受け、台湾企業はすべてを台湾で生産するという従来の考え方だけでなく、台湾が蓄積してきたハードウェア開発、システム設計、製造、サプライチェーン管理などの能力を世界各地へ展開し、現地市場やパートナーと共同で生産体制を構築する必要があるという。
劉氏は、AIの進展によって産業の変化がさらに加速しており、従来のようにIPを開発し、製品化した後に市場へ投入し、そこから用途を広げていくモデルではスピードが追いつかないと指摘。今後は国や企業の枠を越え、より早い段階から協力することが重要になるとの見方を示した。