製品情報
晶心(Andes) QiLai システム・オン・チップ
Posted on 2026/09/10
製品名:Andes Qilai Android System-on-Chip
Andes QiLai システム・オン・チップ
晶心 Qilai Android系統晶片
企業名:Andes Technology Corporation
晶心科技股份有限公司
製品紹介:
台湾の晶心科技(Andes Technology)が開発した「Andes QiLai」システム・オン・チップ(SoC)は、TSMCの7nmプロセスを採用した高性能RISC-VベースのSoC。Voyager開発ボードに搭載し、Imagination Technologiesとの協業により、Android 15(Vanilla Ice Cream)上でマルチメディアやグラフィックスアプリケーションを動作させるデモンストレーションに成功した。
QiLaiは、AndroidなどのリッチOSに対応する異種マルチコア構成を採用。CPUとベクトルプロセッサーを組み合わせ、システム処理から画像処理、AIワークロードまで幅広い処理に対応する。
CPUには、2.2GHzで動作する4コアのAndesCore™ AX45MPを搭載。スーパースカラーアーキテクチャーに加え、2MBのL2キャッシュとキャッシュコヒーレンシー機構を備え、リッチOS向けに性能、消費電力、チップ面積(PPA)のバランスを考慮した設計としている。
また、1.5GHzで動作するAndesCore™ NX27Vベクトルプロセッサーを搭載。512ビットのベクトル処理ユニット(VPU)により、並列データ処理、画像処理、機械学習などのワークロードに対応する。
グラフィックス処理では、基板上にImagination TechnologiesのBXT-32-1024 GPUを統合。48Gpixel/sのフィルレートと、FP32で最大1.5TFLOPSの浮動小数点演算性能を備える。デュアル4K 60fps出力にも対応し、YouTubeなどのマルチメディアアプリケーションを含むAndroid環境でのグラフィックス処理を支える。
グラフィックスAPIは、OpenGL ES 3.2、Vulkan 1.3、OpenCL 3.0をサポート。Android向けのグラフィックスおよびコンピューティング処理への対応範囲を広げている。
消費電力は、CPUと高性能ベクトルプロセッサーを組み合わせた構成ながら、全負荷時で約5W。TSMCの7nmプロセスによる低消費電力化と、性能とのバランスを図った設計で、発熱や消費電力の抑制が求められるエッジ・デバイスなどへの応用が見込まれる。
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