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台湾・工研院、AI-RANや6G通信技術を公開 衛星通信・AIロボットなど実用化を加速

Posted on 2026/09/15



写真出典:工業技術研究院(ITRI)AI-RAN

台湾の工業技術研究院(ITRI)は9月29~30日、台北国際会議センター(TICC)で「2026 ITRI ICT TechDay」を開催する。

AI、6G、衛星通信、無人システムなどを中心に、研究開発成果を公開し、技術移転や産業界との連携を通じて実用化を促す。経済部産業技術司の支援を受け、ITRIのほか、情報工業策進会(III)、紡織産業総合研究所、船舶暨海洋産業研發中心などが参加する。

今回のテーマは「革新共創、スマートな未来」。通信分野では、ITRIが5G/6Gネットワークの管理・構築を支援する「AI-RAN」技術を紹介する。6G実験ネットワークでの検証では、ネットワーク障害からの復旧時間を97%短縮し、通信性能を50%向上させたとしている。また、通信とセンシングを融合した無線ネットワークレーダー「ISAC」も公開する。基地局を通信だけでなく周辺環境の検知にも活用し、スマートシティや施設の安全管理への応用を目指す。

企業向け研究開発では、義傳科技が「Cobra 5Gチップ」を開発。先進プロセスを採用し、最大1.5Gbpsの通信速度と27Wの消費電力を実現した。濰元科技は、低軌道(LEO)衛星向けの低消費電力・携帯型RFフロントエンドモジュールを開発。フェーズドアレイアンテナ、電子ビーム走査、自動衛星追尾機能を統合し、災害対応、国防、企業の通信バックアップ、遠隔地での通信などへの応用を想定する。

AI・ロボット分野では、視覚・言語・動作を統合するVLA(Vision-Language-Action)技術を活用した「スマートテーブル清掃ロボット」を展示する。少量の実演データからAIが作業を学習し、食べ残しの処理や食器の片付けなどを自律的に行う。飲食サービスの省人化に向け、実際の業務環境への導入を見据える。

このほか、レーダーと光学映像を組み合わせ、エッジAIによる処理を行う「HoleInOne」複合センシングシステムも紹介する。台湾のプロゴルフ場などで選手のトレーニングやサービスへの応用検証を進めている。

会期中は、日本のNTT、AMD、中華電信などの企業・専門家を招いた国際フォーラムも開催し、衛星通信、6G、無人システム、AIの産業応用について議論する。ITRIは研究開発成果の技術移転と産学連携を通じ、台湾のICT産業における技術の事業化を進める。 



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