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エリクソン(Ericsson)とメディアテック、5G測位の精度向上で世界初の実証

Posted on 2026/09/18



エリクソンは17日、台湾の聯発科技(メディアテック)と共同で、3GPP標準に基づく全球測位衛星システム(GNSS)のリアルタイムキネマティック(RTK)測位について、世界で初めてエンド・ツー・エンドの試験に成功したと発表した。商用5Gネットワークと端末に内蔵されたアンテナを組み合わせ、屋外で30センチメートル以内の測位精度を実現した。ドローンや産業用ロボットなど、高精度な位置情報を必要とする自動化分野への活用を見込む。

今回のソリューションは3GPP Release 16に準拠し、エリクソンのネットワーク測位プラットフォーム「Ericsson Network Location(ENL)」と、5G Advancedの測位サービスを無線アクセスネットワーク(RAN)と組み合わせた。移動通信網を通じて、OSR(観測状態表現)やSSR(状態空間表現)の補正データを効率的に伝送する。端末側ではメディアテックの最新5Gモデム技術を使い、高度なGNSS補正情報をリアルタイムで処理する。

従来のGNSS測位は一般に数メートル程度の精度だが、今回の技術では誤差を約30センチメートルまで縮小した。自動配送車両やドローン、産業用ロボットでは、指定された荷積み・荷下ろし場所や着陸地点、作業位置への正確な移動を支援できる。スマート港湾では、船舶の精密な航行や着岸支援などへの応用も想定している。

エリクソンのRANソフトウエア製品責任者、Johan Hultell氏は、5Gエコシステムにとって重要な節目になるとの見方を示した。メディアテックの無線通信システム開発本部長、黄合淇氏は、同社のGNSS機能を統合したモデムが高度な測位サービスに対応しており、次世代のスマートデバイス開発の基盤になると述べた。



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