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Advantech、半導体製造装置やAIインフラ向け事業を拡大 エッジAIとPhysical AIの実装を推進
Posted on 2026/11/06
写真出典:アドバンテック
WEDAによるAI開発・運用の効率化を加速 11月19日の台湾AIフォーラムで最新動向を紹介
台湾の産業用コンピュータ大手Advantech(研華)は、半導体製造装置やAIインフラ、ロボット分野におけるエッジコンピューティング技術の応用を拡大している。同社は11月の決算説明会で、半導体の生産能力拡張や先端製造への投資を背景に、2027年も半導体製造装置向け需要の拡大を見込むと説明した。AIインフラや医療機器、ロボットも重要な成長分野と位置付けている。
半導体製造装置分野では、前工程のウエハー製造から後工程のパッケージング・検査まで、産業用コンピュータ、エッジコンピューティング、産業用サーバーなどを提供する。リアルタイム制御や高速データ収集、AIによる解析、デジタルツインなどを組み合わせ、製造装置の高度化や自動化を支援する。
AIインフラ分野では、AIデータセンターを構成する電力設備、エネルギー管理、冷却システム、産業オートメーションなどに向けて、エッジコンピューティングとエッジサーバーの活用を進める。設備メーカーやシステムインテグレーターとの連携を通じ、AIインフラを支える周辺設備の監視・制御分野にも事業領域を広げている。
こうした産業分野へのAI導入を支える技術基盤の一つが、同社の「WEDA(WISE-Edge Developer Architecture)」だ。WEDAは、エッジAIの開発から検証、導入、運用管理までを統合的に支援するアーキテクチャで、コンテナ技術、AIモデル管理、クラウド連携、デバイス管理などを組み合わせる。異なるハードウェア環境でもAIアプリケーションを展開しやすくし、実証実験から実際の産業現場への導入を効率化することを目指す。
また、AdvantechはNVIDIA Jetson Thorを搭載したエッジAIプラットフォームなどを通じて、ロボットの画像認識やAI推論、センサー情報処理を支援している。こうしたエッジ側の演算能力とWEDAによるソフトウェア基盤を組み合わせることで、AIをデジタル空間での分析にとどめず、実際の機械や設備の動作につなげるPhysical AI(フィジカルAI)への応用を推進している。
こうした技術動向を背景に、11月19日に横浜で開催される「2026 TAIWAN AI FORUM」では、アドバンテック日本法人の代表取締役社長、横見光氏が「From Digital to Physical: Edge AI Computing & WEDA」をテーマに講演する。Edge AI、Agentic AI、Physical AIの進展を踏まえ、AIを実際の産業現場へ導入するための技術動向や、WEDAを活用した開発・運用の可能性について紹介する予定だ。
本フォーラムは、11月19日(木)14時から16時10分まで、パシフィコ横浜アネックスホールF201・F202で開催される。参加希望者はEdgeTech+ 2026の来場者登録後、マイページから事前申し込みが必要となる。
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