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Foxconn、医療AIエージェントとロボット技術を披露 スマート医療分野の取り組みを拡大

Posted on 2026/11/03



NVIDIAのAI基盤を活用 川崎重工や湯山製作所などと医療自動化技術を展示

Foxconn(鴻海科技集団)は、10月30日に開催した「Hon Hai Tech Day 2026(HHTD26)」で、AI診断支援、医療ロボット、スマート医療機器の製造を含む統合技術を披露した。NVIDIAのAIプラットフォームを活用し、医療機関や産業パートナーとの連携を通じて、AIの応用領域を個別の診断支援から臨床意思決定支援や医療業務プロセスへと広げる取り組みを紹介した。

臨床AI分野では、台湾の童綜合病院(Tungs' Taichung MetroHarbor Hospital)と共同開発したAIエージェントシステム「CoDoClaw」を展示した。マルチモーダル医療AIモデルとエージェント型AI(Agentic AI)を統合し、糖尿病や心臓・腎臓・代謝疾患の併存症管理を対象に、診療科をまたぐ医療データやAIモデルを連携させる。患者情報の統合、リスク評価、検査計画の作成などを支援する。システムにはNVIDIAの「NemoClaw」とセキュアな実行環境「OpenShell」を採用し、アクセス制御やサンドボックスによる隔離などを通じて、AIエージェントが医療関連タスクを実行する際の情報セキュリティを強化する。

医療ロボット分野では、台北栄民総医院、川崎重工業、湯山製作所、FARobotと連携し、抗がん剤の調製から院内搬送、配送までを一体化した自動化システムを展示した。NVIDIAの「Omniverse」を活用したデジタルツイン技術により、実際の導入前に薬剤調製やロボット搬送、院内配送の工程をシミュレーションし、医療業務の安全性や効率性を検証する。

また、視覚・言語・行動(VLA:Vision-Language-Action)モデルを採用した手術室向け協働ロボットも紹介した。手術器具の取り出し、受け渡し、回収といった一連の作業を模擬的に実演したほか、ジェイテクト(JTEKT)のパワーアシスト型外骨格装置も展示し、医療・介護従事者の搬送作業を補助することで身体的負担の軽減を図る技術を紹介した。

AI診断支援では、心電図解析システム「CoDoctor EKG Screener」、大腸内視鏡向けAI解析ソフトウェア「CoDoctor Endovia」に加え、楽天メディカルと共同開発した頭頸部がんの光免疫療法向け術前計画デジタルツインシステム「CoDoctor PIT」を披露した。遠隔医療、内視鏡検査、個別化治療計画など、幅広い医療分野へのAI応用を示した。

臨床分野に加え、Foxconnは精密加工、医療用電子機器、自動化製造、サプライチェーン管理の技術を医療機器産業にも展開している。特に心血管インターベンション(カテーテル治療)や低侵襲手術(ミニマリーインベーシブサージェリー)の領域において、同社の高度な製造技術が活用されています。



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