ニュース

Foxconnと三菱電機が戦略提携 車載機器事業の共同運営へ 日台企業の技術力と製造・市場展開力を融合 日本発の次世代EVプラットフォームを推進

Posted on 2026/11/03



写真出典:Foxconn

Foxconn(鴻海精密工業)と三菱電機は2026年10月16日、自動車機器事業の共同運営を通じた戦略的提携について最終合意したと発表した。両社は、三菱電機モビリティが持つ車載機器分野の技術・開発力と、Foxconnの製造・市場展開力を組み合わせ、日本発の高品質なEVプラットフォームの提供を目指す。

今回の提携に基づき、三菱電機は自動車機器事業を担う子会社、三菱電機モビリティの発行済株式50%を、Foxconn傘下の投資管理会社Lin Yin International Investmentに譲渡する予定だ。株式譲渡後は、三菱電機とFoxconn側が三菱電機モビリティを共同運営する。譲渡価額は1,150億円を見込んでおり、対象事業の企業価値は3,200億円、株式価値は2,300億円と評価されている。取引は関係当局の承認などを条件に、2027年10月の完了を予定している。

三菱電機モビリティは、電動パワートレーン、ソフトウェア、車両制御などの分野で技術・開発力を有する。一方、Foxconnは電子機器製造やシステム統合に加え、大規模な製造体制と市場展開のスピードに強みを持つ。両社はそれぞれの能力を融合し、次世代モビリティの開発と普及に向けた協力を進める。

Foxconnはこれまで、EVの受託設計・製造サービス(CDMS)を展開し、さまざまな車両カテゴリーに対応するリファレンスモデルを発表してきた。今回の提携は、こうした取り組みに加え、日本企業が培ってきた電動パワートレーンや車両制御技術と、Foxconnの製造・システム統合能力を結び付ける動きとして注目される。

両社は「Made in/by Japan」を共通の理念に掲げ、日本のものづくりが長年培ってきた技術力と品質を次世代モビリティの新たな価値につなげる方針だ。日本国内の産業基盤の強化と自動車産業の持続的な成長に貢献するとともに、中長期的には日本発の技術と品質を生かしたモビリティソリューションをグローバル市場へ展開することを目指す。



Back