ニュース

TSMC、2026年7~9月期は過去最高益 AI需要が業績をけん引、通期売上高44%増へ

Posted on 2026/10/16



台湾積体電路製造(TSMC)が15日発表した2026年7~9月期決算は、人工知能(AI)や高性能コンピューティング(HPC)向け半導体の需要拡大を背景に、売上高が前年同期比50.9%増の1兆4942億台湾ドル、純利益が同68.7%増の7631億台湾ドルとなり、いずれも過去最高を更新した。1株当たり利益(EPS)は29.43台湾ドルだった。
売上高総利益率(粗利益率)は66.4%、営業利益率は58.7%だった。回路線幅2ナノメートル(ナノは10億分の1)の先端半導体の量産拡大に伴う初期コストが利益率を押し下げたものの、先端プロセスへの旺盛な需要が収益を下支えした。
製造技術別の売上高構成比では、2ナノが8%、3ナノが33%、5ナノが28%、7ナノが10%となり、7ナノ以下の先端プロセスがウエハー売上高全体の79%を占めた。用途別ではHPC向け売上高が前四半期比22%増加し、全体の68%に達した。
2026年10~12月期の売上高は523億~543億米ドル、粗利益率は65~67%、営業利益率は56.5~58.5%を見込む。2026年通期の米ドル建て売上高は前年比約44%増となる見通しだ。
年間設備投資額は600億~640億米ドルの計画を維持する。2026~2028年の投資規模は過去3年間を大幅に上回る見通しで、2ナノの増産や海外工場の拡張を進めながら、収益性の維持を図る。



Back